精進記録

言語はc++です

「若い頃は怖いもの無しだったけど、みんなだんだんと大人になっていくんや」で説明される全ての事象、ただの学習性無力感じゃんか

タイトルで落ちてる。

学習性無力感(leaned helplessness)とは

「抵抗の効果が認められない状況が長く続くと、抵抗することすらしなくなってくる」というあれ

大人象だと壊せるが子供象だと壊せないくらいの強度の輪っかを足につけて木などに固定する。するとその子供象は、例え輪っかを壊せるくらい成長したとしても壊そうともしなくなってしまうという話。*1
やろうと思えば出来るのに過去に出来なかったという経験が起因して、やろうとすらしなくなってしまう。他にも犬に電気を流す実験や人に不快音を流す実験もある。(怖い)

実際に問題になっている例でいうと虐待やDVに遭っているけどそこから逃げ出す意志すら失ってしまっているというケース。今回はここらの話には触れず、自分で勝手に学習性無力感に陥ってしまっているケースについて取り扱う。

「若い頃は怖いもの無しだったけど、~」

「小中では成績トップだったけど高校で雲の上の存在に出会ってしまった」はよくある話で、これもタイトルで言ってることに当てはまる場合があると思う。

2つパターンがあって、1つはその高校や大学、Twitter上などで出会った存在に感化されて自分も追いつこうと必死になるパターン。もう一方が、圧倒的実力差に愕然として戦意を喪失するパターン。後者の場合、その状況が長く続いてしまうと「俺は誰よりも頭がいいんだ。あれもこれも俺はなんなく学習してみせるぜ」というおそらく昔は考えてたであろう、学習する際にはこの上なく良質なマインドセットを失ってしまう。

恋愛でもよくある。

誰かを好きになって始めのうちは声を掛けにいったりLINEをしてみたりするけど、あんまり良い反応が返ってこなくて無理そうやなぁ何も進展させられんなぁ感を味わう。一方的に片思いをするという期間が長くなってその状況に慣れてしまう。「今の状態が一番いいから」とかほざいたりもしてみる。人によっては、例え何か交流の機会を得られそうになっても「いや、俺はいいわ」とか言って遠慮したりする。ただ度胸がなくて踏み出せなかっただけなのに「スマートな対応をした」と自分の中で合理化する。想いは解消されていないのに、過去の経験から「自分のアプローチは上手くいかないだろう」と学習して、何もアクションを起こしたくなくなる。これも1つの学習性無力感だろうと思ってる。

「能力分布の中での自分の位置をしっかり把握出来ていて、冷静な応手を指せるようになった」と言えばかなり聞こえが良い。

どうしようか

もう何に対しても挑戦意欲が湧かず、特にしたいことも生まれず、コンテンツを消費して人生を溶かしていく。

勉強や恋愛の範囲内においてのみこの学習性無力感を感じている分にはきっとまだマシで、これが人生全体に対して感じてしまうようになるとかなり厳しい。人生の悪化具合が笑えないレベルになってきたとしても抵抗しない。

結果これになって死ぬ。

どうしようか(その2)

分からない。

結局自分の中での自分に対する評価が下がりすぎてる事が問題だから、じゃあ自分の評価(特に、これから行動をしようかとしている自分に対しての評価)を高めていこうかということが一番直接的な措置になると思う。

昔、「自己肯定感を回復させるには毎日取り組むべきことに取り組んでそれによる積み重ねからゆっくり回復させていくしかない(スポーツ漫画っぽい漫画の画像付き)」的なことを言ってるツイートがあって、「それはそうだなぁ」と思ったし、ある名言にトーマス・カーライルさん(雄弁は銀、沈黙は金の人)という人の

勤労はつねに、
人類を悩ます
あらゆる疾病と悲惨に対する、
最大の治療法である。

というのがあってこれも「それはそうだなぁ」と思っているので他人に頼ってもあんまり解決しなそうな感じがしている。1周回ってこういう本を読むしかないのだろうか分からない。

踊る

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踊りはしないけど、結局このおっさんが言ってることが全てかなぁというのが現状の結論です。音楽を爆音でかけるなりカフェイン摂取したりで取り合えず無理やり精進の習慣をつけていくしかないんだ人生は。